花職向上委員会:最終更新日
2012/05/14 11:04
花職向上委員会
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【 委員会記事 】
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花職向上委員会 「伝達」 教えるとは
伝達とは、主に花の基礎や造形などを教える、または伝える事をする人たちにメッセージです。
返せば学ぶものがどのような「講師」とめぐり合えば良いのかも同時に記述しています。
そのような立場(講師・先生など)になると、どのように視覚や視点を置くべきか、受講生は素直に聞きますし、そのまま飲み込んでしまう、大変重要重大なことへの認識をしていきましょう。
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【 影響力 】
非常に影響力がある立場です。例え1人に教えたものとしても、その1人がさらに他の人へ伝達する事も考えると、非常に恐ろしい状況が生まれることに気付く必要があるようです。
ちょうど子供の教育にして、親の躾しだいで子供の成長にも影響を与えます。お花を学ぼうと考え、そして講師に対面した時点で、すでに影響を与えているということです。何も言わず、何も見せずとしても同じこと。それほど強い影響力があると認識する方が良いと思われます。
もし講師がレッスンやセミナーを区別しているのであれば、最初からその事を伝えましょう。
例えば「遊びとしての講座」「家に飾るお花を活ける講座」「花に触れてリフレッシュする講座」「商売としての講座」このような講座を開設し、お花を活ける楽しさを伝えるのであれば、資格やお免除のようなものを発行する必要は無く、必ず受講生にも何年やっても上達を目的としていない講座という事を伝えるべきです。
一方「学びとしての講座」「プロを目指す講座」「デザイナーを目指す講座」などは、受講生が将来講師として活動する日があるものでしょう。こちらの影響力は非常に問題視するべきです。このページもこの人たちに伝える為にあります。
純粋な受講生はノートをとり、講師の言葉や見本などをしっかりデータ化して、マスターするでしょう。時にはホームページなどで、公表している方も居ますし、将来それを基に教える事もするでしょう。
この「花職向上委員会」が役にたつことも、ありませんか?
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【 真実と嘘 そして湾曲 】
真実のみを伝達しなければなりません。誰も嘘を教える人は居ないと信じて、受講しているものです。
これは1つ経験なのですが、嘘を教えていた講師を見つけました。その人はあまりにも堂々として、自信たっぷりに教えているので、最初はびっくりしたのですが、よく見るとそのような講師が多いことにさらにビックリさせられました。
嘘でなくとも「湾曲した真実」もあるようです。自身の考えや他の物事などが混ざり、真実がいつの間にか湾曲し、実は「嘘」になっていたことだってあります。悪意をもって「嘘」を伝達しなくとも、「湾曲した真実」もその1つです。
必ず講師の言われたことを様々な面で分析し、その裏事実(立証)がとれてから、受講生にお伝えするのが一番良い手段だと思われます。全てを疑うようなことになってしまうかもしれませんが、非常に重要なことで、特に「人に影響を与える人」はよく考え伝達して欲しいものです。
そればかりか受講生は、その場しのぎの軽い言葉を、そのまま受け止めてしまい、誰かに伝達し広まってしまうかもしれません。
花職向上委員会では、花職向上の為に情報収集をされることを拒みません。情報を共有し、何を教えるべきか、また何を覚えるべきか、そして真実と嘘をしっかり分けて考えていきたいものです。
FAQ・BBS・E-mailなどを活用し、ご自身の個人的な疑問などがあれば、答えていきたいと思っています。1人でそれが真実かどうか、また湾曲してマスターするのではなく、聞いてください。公的及び私的にでも確実にお答えしていきたいと思います。
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【 病魔 】
伝達する人、すなわち講師・先生・デザイナーなどと呼ばれる人は、常に自身の環境に気を配らなければなりません。私達は「お花」の基礎や技術・造形を教えている立場であって、神がかり的な絶対信仰を目的としておりません。
残念ながら、この日本にはそれらの信仰を強く念ずる人たちも居るようです。講師の言動・行動にも問題はあるかもしれませんが、受講生側にも責任はあります。そのような湾曲した小さな社会を作らないことを願っています。
習い事の延長でわずかばかりの「知識と信者」をかかげ、他人をあざ笑う。そのような講師が後を絶たないことも現状のようです。正直何か目的でもあるのかと不思議な具合です。自身の立場を守るために必死になっているのかなと思われる箇所が見つかります。
講師や先生に多く存在している病気です。多くは「先生病」や「名誉職病」と言われるもので、一種の神になったつもりか、はたまた別の生き物か。残念ながらその病気には特効薬が無いのは言うまでもありません。
講師・先生と言われる立場の人へ。このような病魔に犯されないように努力をしましょう。もちろん自分自身にも言い聞かせながら。また講師や先生の友人が居れば、教えてやってください。また告知してあげられる唯一の存在でしょう。絶えることのない病魔でしょうが、このような病魔は花職向上にはかなりの支障が生まれれ来るものです。
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【 何を伝えるか 】
「遊びとしての講座」「家に飾るお花を活ける講座」「花に触れてリフレッシュする講座」「商売としての講座」では、その季節や環境によって楽しいお花を活けること、そのひと時を楽しく過ごせる事が一番の重要課題です。
しかし「学びとしての講座」「プロを目指す講座」「デザイナーを目指す講座」などは、何を伝えるべきか、要するに履修内容が非常に重要となってきます。ここでは花職向上に基づいて、これら真剣に取り組む方々の為に記述しています。
講習内容としては以下の3つの区分があります。
- System Line
本質を知るために必ず必要な知識を「システム」として覚える為の講習。
物事の本質・根底になるもので、全ての造形に反映できるものをいいます。
非常に重要な反面、理解し活用できるまで、少しばかりの時間を要します。..
- Style Line
「スタイル」は別に「パターン」言い換えることもできます。スタイル講習やパターン講習のようなもの。
システムだけでは理解できない場合も多く、パターンを幾つかシステムに添って履修することで、結果的にシステムを習得することのできるもの。必ず本質のシステムの話を入れなければ、内容が無いものとなってしまうので注意が必要です。..
- Pretense Line
「プリテンス」いわゆる「マネごと」を言います。
写真を見たり、カタログを見たりして同じようにする講習のこと。これらに内容は無く、本質の形跡さえなくなったもの。..
簡単な例をあげてみましょう。1つの「システム」から幾つもの作例に膨れ上がるのが見えてきます。
- System Line
造形の世界では、外観が基本的には2つしか存在しません。「1.フォーム」「2.フィギア」これら2つの外観は幾つもの解釈が広がっているものです。
「フォーム」とは、形を意味しており、全体の輪郭が「閉じた」造形になります。
一方「フィギア」は、姿を意味して表現できる形などはございません。むしろ制作するスタイルによって変化するもので、全体の輪郭が「開いた」造形になります。
私達が制作するもの全て、これら2つに分けることが可能で、制作前に決めなければなりません。..
- Style Line
例えば「ラウンド」を形成するにも、これら2つの輪郭で分ける事が可能です。どちらが「よい」とか言う問題ではなく、最低限確実に2つの手法が生まれる訳です。
またそれが「パラレル」と言われる造形にしても同じです。主に「装飾的」と「植生的」で分かれているもののようにこれらは「閉じた輪郭」と「開いた輪郭」が存在するものです。
他にも「高く挿す」「高く挿された」もののような造形に関しても、同じように輪郭や「フォーム」「フィギア」という定義が生まれます。
このようにたった1つの「システム」においても、スタイルに変換すると、多くのパターンがある訳です。意味も解らず、また説明・理解せずに制作・受講しても意味の無いものとなってしまいがちです。..
- Pretense Line
「スタイル」と同等のテーマ、及び同じものを制作しても、根底の「外観の話」をしなければ、意味を持ちません。写真を見たり、講師を真似るだけの行為では、真実を知ることが出来なくなってしまいます。
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何を伝達するべきか、それはどのようなパターンを制作したとしても、必ず「システム」について他の造形とも共通点のある話をしてください。意味のある講習内容にする為には、確実に必要な事なのです。
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【 共通の定義 】
花の世界は固有の「造形学」を持っていません。それは他業種とて同じことです。
しかしなぜか花の世界固有の理論だけを抽出してしまっている部分が多くあります。
確かに一部だけは花特有の理論を持っているものもあります。例えば「植物の扱い」や「一部のグラフィカルテーマ」のみです。その他はテクニックや用途として「花束」や「ブーケ」「植え込み」などがある程度で、造形とは何ら関係の無いものです。
せっかく学ぶのであれば、また伝達するのであれば、花固有の造形理論ばかりを押しつけづ、広く他業種の造形・ファッションなども取り入れ、共通の定義を持って欲しいものです。
2つ程実例をあげてみます。
- ホガース (カーブやライン)
18世紀初めに英国の風刺画家ウィリアム・ホガースにちなんで付けられた名前。
一般的に「Sライン」とか「Sカーブ」などともいいます。
ベーシックな世界では、これらをそのままアレンジメントにしてしまう場合がありますが、これは特殊な花の世界でのルーツです。
「S」の湾曲度合いも、色々あってかまわないし、必ずしも「S」にならなくても良いものです。要するに優美な曲線のことを「ホガースライン」といいます。
また構図のとりかたの問題で、外観を「ホガース」にするという意味ではなく、構図のとりかたを示唆しているものです。ですから「ホガースライン」=「形」ではないものです。
例えば、マス的なアレンジメントの配置を考える時、はたまた空間ディスプレーを考えるときに、美しい構図のとりかたを見ていきます。その際に一例として「ホガース」が役立つと言われています。..
- 非対称(造形) アシンメトリー
輪郭が例え対称でも、非対称は可能です。これは現在最も多く意味合いを間違えているもので、他の業界と事離れすぎた理論形態になりそうな予感がしているものです。
よく非対称の説明をするとき、和と洋の違いで話をします。居酒屋さんで「刺身の盛り合わせ」と「カルパッチョ」や「マリネ」をオーダーした場合、盛り付けが全く異なるケースが多いようです。洋風では「対称的」な盛り付けを好み。和風では「非対称的」な盛り付けを好みます。もちろん皿はどちらも「対照的」な器にも関わらず。
もし輪郭が対称なら、全て「対称」となる理論が正しければ、写真家や画家のキャンパスはおおむね対称的となってしまいます。対照的な外観を持った器のスタイルに従ったアレンジメント、全てが対照的な作品になってしまいます。それが正しい訳はありません。
一般的な社会ルールと異なる「情報」を出すより、社会に出て通用する「情報」を伝達する義務があります。またどうしてもそのように教えなければならない状況下にある場合でも、確実に一般の社会との比較をさせるようにしてください。
そして巣立つ時には、どのような業界(デザインやファッションなど)の方々とも、造形やデザインについて研究し合えるような人材を育て、花職向上につとめて欲しいものです。
それ故に「共通の定義」が必要不可欠だと感じています。
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【 NG 】
最後に「NG事項」について考えていきましょう。
「習得」のページでも記述したようし、まずは都合の良い言葉を使わないように努力するようにしたいものです。「感性」とは良い意味でも悪い意味でも捉えることができ、曖昧な表現に他ならないものです。
褒める場合にも「感性がいいよね」評価のしにくい場合でも「感性だから」そして、自分自身に「感性が無いから〜」などという言葉を巧みに使い分けます。本当の意味や真実を探ろうともしないで、その曖昧な言葉「感性」で片付けてしまわないようにしたいものです。ある意味「NGワード」でしょう。
また受講生が制作した「作品」を何も言わず少しだけ触って完成させるのもよくありません。どのような作品においても第三者が1〜2本触るだけで、作品は変わるものです。それが良いか悪いかではなく、そのようなレッスンや伝達はよくありません。
良くないのであれば、1から挿して見せてあげるのが講師のつとめです。また言葉で解りやすく「なぜ?」「どこが?」といった具合に説明してあげるように、努力してください。数本触って変わるのはあたりまえで、講師や伝達者が一番してはいけない事ではないでしょうか。
スクール関係に多い事ですが、受講生をマインドコントロールしてはいけません。知らず知らずのうちに「マインドコントロール」されている、またしている方が多いので注意が必要です。詳しくは、スクールのページに記述することとします。
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